暮らしのなかで

ポメラニアンと共につぶやいています。

年金の財政検証

2024-05-14 06:47:45 | 暮らしの中で


年金の財政検証・・本命は厚生年金の対象者拡大が狙い❔・・・
厚生労働省が5年に一度、年金財政の持続性をチエックする、財政検証が実施される・・夏にまとめる検証結果は、来年の年金改正の議論に反映され、
今回の年金財政検証で示された5つの項目は、いずれも取り組むべき改革だ・・・国民年金基礎年金の保険料納付期間5年間延長する改革項目が注目を
集めているが、本命は厚生年金の対象者を拡大する改革だろう・・
現状国民年金の積み立金は約10兆円しかなく、財政に余裕がない・・・積立金が約240兆ある厚生年金に国民年金の被保険者が移動することで、
国民年金の負担が軽減される・・多くの人が2階部分を持つことになるので、一人一人の給付水準が改善する・・・

国民年金の保険料納付期間を40年から45年に延長する案に関して「納付期間が延びて100万円の負担増だ」との不満も出ている‥だが最近では65歳迄働き、
厚生年金に加入している会社員らの割合は急速に増え、その人達は60〜64歳の期間国民年金相当分の保険料を含む厚生年金保険料を支払っている・・
にも拘わらず、その部分は、「厚生年金の給付額を加入期間や過去の報酬などによって計算」報酬比例部分には反映されるが、基礎年金の給付に反映されず
むしろ今の仕組みの方が不公平といえる・・・・

納付期間を5年延長することで60〜64歳の会社員が支払っている国民年金保険料相当額が基礎年金に反映されるため、会社員にとっては望ましいことになる。
この点を政府がしっかりと説明すれば、会社員らの多くは納得するはずだ・・・一方で、自営業や仕事をしていない人らは新たに60歳から65歳迄保険料を
払うことになるが、支払い能力がなければ免除も検討すればいい年金制度が導入された65年前に比べ、国民の平均寿命は大きく伸びており、年金を受け取る
人は増え、期間も長くなった、40年保険料を支払って25〜30年近く受け取るのでは、財政的には不安定になり人気のある政策とは言えない、こうした改革に
政治が本気で取り組めるかが注目だ・当面の選挙や政権支持率を気にして年金制度の見直しをやるべき時にやらないと、後で大きなツケをのこす可能性もある。

野辺の花・・・


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